サルは猟師に殺されるときに、手を合わせて命乞いをしたり、昔の猟師は、人に近いサルを殺すのを嫌がった
~転載~
大根島の猿 (2012/8/8)
ご連絡いたします。
環境省の方のお話しが本当であるならば、今回とっくに殺されていたかもしれない状況が、このような状況になっているのは、個人で殺さない方法をあきらめず
現地に何度も足を運んだ方をはじめとする有志の方々を中心とし、また、意見を送ってくださったりしてくださった皆様のご支援のおかげです。
今後についてはまだわかりませんが、御一人御一人がこの問題に引き続きご関心をおよせくださいますようお願いいたします。
問い合わせ内容を教えていただいた方のご活動については下記サイトをご覧ください。
○いきもの多様性研究所
http://www.jca.apc.org/~qzu03325/ikimono.html
○京都水族館と梅小路公園の未来を考える会
http://www.eonet.ne.jp/~qzu03325/caring.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
日時 2012年8月8日(水)9:50~10:03頃
対応してくださった方:
環境省関東地方環境事務所(048-600-0817)丸山様
【相手方回答(概要)】
・毎日状況を確認しているわけではないので、今、何頭いるかということは分からないが、今のところは捕獲されたという話は聞いていない。
・殺処分の予定だが、即殺処分ということではなく、譲渡の可能性も含めて検討している。
【相手方回答(詳細)】
・サルを殺さないで欲しいという多くの要望を承っている。
・環境省としても、動物園等での飼育が一番良いと思い、これまで全国の、サルを飼育している殆どの動物園に受け入れを打診してきた。しかし今のところ受け入れ先がない。
・今の大根島でサルを飼っている状態は、観光業者は資金面で厳しく、過酷な環境なので動物福祉面でも良くない。本土からは数10メートルしか離れておらず、外来生物問題の予防原則(ニホンザルとの交雑を防ぐ)からも、島で飼い
続けるということは無理がある。
・第一には島に連れて来た観光業者の責任だが、環境省も外来生物問題や動物愛護の観点から必要なサポートをしなければならないと考えている。
・以下のような意見があったことは事務所内で共有し、殺処分の可能性は消えないが、譲渡しや、難しいと思うが寄付を募っての飼養も考えていく。
【当方からの話】
・人間が起こした問題であり、今数頭でも残っているのなら、動物園で飼育したり、去勢手術をした上で島で飼育するなど、何とか生かす方法を取っていただきたい。
・母グマを殺されたときに、残された小熊を引き取ってくれた大内山動物園というところがあったが、そこもダメだったのか。(回答:殆どの動物園に打診したがダメだったので、そこにも当たっていると思う)
・サルは猟師に殺されるときに、手を合わせて命乞いをしたり、昔の猟師は、人に近いサルを殺すのを嫌がったと聞いている。私がサルだったらどんなに過酷な環境でも殺されるよりは生きたいと思うだろう。
・神戸の須磨海浜水族園では、外来ガメを来園者から引き取って、自然界から隔離して研究しながら飼養している。そのような機能を持つ施設が増えて欲しい。
・京都市内で今年に入ってから2件、ゲームセンターでインドネシア産のミドリフグや、メキシコ原産のウーパールーパーがクレーンゲームの景品にされてお
り、店舗に頼んで撤去していただいた。日本は輸入したり販売したりするときには規制が甘く、野生化して問題になったら生物の方を殺すが、本来は蛇口を締め
るべきでは。
・これまでこの問題を放置して来てしまったみんなの責任であり、ネット上では関心を持つ市民も多い。サルを生かすために寄付をするなど、自分にもできることことをしたい。
・殺さない方法を求める意見があったことを、上の方とも共有していただきたい。
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2012年8月8日水曜日
アクション報告: シリア:どれほど血を流せば、世界は助けてくれるのだろう? アムネスティ
□■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アクション報告:
シリア:どれほど血を流せば、世界は助けてくれるのだろう?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□
この度は、シリアアクションにご参加くださり、ありがとうございました。
6月8日のアクション公開から約2か月の間に、日本だけで741名の方にご参加いただきました。
残念ながら、シリアの人権状況は悪化し続けています。
アムネスティ・インターナショナルのシリア調査員は、日々、現地の情報を収集し、証言者の声を集め、一般市民に向けてどのような攻撃や弾圧があったのかを監視しています。
アムネスティは、過去16カ月にあった人権侵害の多くは、政府軍に責任があると考えています。同時に、自由シリア軍など反政府軍による虐待行為の報告も増えており、それらの状況もウォッチし続ける必要があります。
双方が人権侵害に加担し続ける中、私たちは、いかなる勢力への武器移転も禁止するよう呼びかけ続けます。そして、政府軍であれ反政府軍であれ、戦争犯罪や 人道に対する罪を明らかにするために、国連安保理が国際刑事裁判所(ICC)にシリアの事態を付託すること、またシリア政府が、アムネスティをはじめとす る独立した人権NGOの自由な現地調査を認めるよう、求めていきます。
シリアの悲惨な状況を変えるために、引き続き、あなたの力が必要です。これからもよろしくお願いいたします。
【最近のシリアに関するアムネスティ・ニュース】
▽シリア:全面的制圧から、武力紛争へ
http://www.amnesty.or.jp/news/2012/0808_3365.html
▽「シリアの友人」は、抑圧と暴力の連鎖を止めるために影響力を行使せよ
http://www.amnesty.or.jp/news/2012/0712_3257.html
====================================
アムネスティ日本では、現在下記のアクションを行っています。
あなたの力が必要です。一緒に声を上げてください!
▽ビルマ(ミャンマー):
不当に投獄されている、すべての政治囚の釈放を!
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/myanmar_2012.html
====================================
◎このメールでは、シリアのウェブアクションにご参加いただいたみなさまにお送りしています。
◎配信の停止をご希望の方は、お手数ですが下記メールアドレスまでご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
公益社団法人 アムネスティ・インターナショナル日本
WEBサイト http://www.amnesty.or.jp/
Facebook http://www.facebook.com/amnesty.japan
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-12-14 晴花ビル 7F
TEL:03-3518-6777 FAX:03-3518-6778
E-mail:webtan@amnesty.or.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
出版社 / 著者からの内容紹介
職業:「紛争屋」
職務内容:多国籍の軍人・警官を部下に従え、軍閥の間に立ち、あらゆる手段を駆使して武器を取り上げる。
紛争解決の究極の処方箋?――DDR
ハンマーがひとつ、ふたつと、古びたAK47オートマティック・ライフルに打ち下ろされる。やっと銃身が曲がり始めたところで、涙を拭い、また打ち下ろ す。ハンマーを握るのは、歳の頃は18くらい。まだ顔にあどけなさが残る。同じ年恰好の少年たちで構成されるゲリラ小隊を率いてきた“隊長(コマン ダー)”だ。(中略)何人の子供たち、婦女子に手をかけ、そして、何人の同朋、家族の死を見てきたのだろうか。長年使い慣れた武器に止めを刺すこの瞬間、 この少年の頭によぎるのはどういう光景であろうか。通称DDR(Disarmament、Demobilization&Reintegration:武 装解除、動員解除、社会再統合)の現場である。――<本書より>
机上の空論はもういらない 現場で考えた紛争屋の平和論!
●魑魅魍魎の日本のNGO業界
●政治家なんて恫喝させておけ
●紛争屋という危ない業界
●後方支援は人道支援ではない
●米国が醸し出す究極のダブル・スタンダード
●テロを封じ込める決定的解決法
●和解という暴力
●紛争解決の究極の処方箋?――DDR
●多国籍軍の体たらく
●戦争利権としての人道援助
●日本の血税で買ったトラックが大砲を牽引する
●改憲論者が護憲論者になるとき
内容(「BOOK」データベースより)
職業:「紛争屋」職務内容:多国籍の軍人・警官を部下に従え、軍閥の間に立ち、あらゆる手段を駆使して武器を取り上げる。机上の空論はもういらない。現場で考えた紛争屋の平和論。
アクション報告:
シリア:どれほど血を流せば、世界は助けてくれるのだろう?
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この度は、シリアアクションにご参加くださり、ありがとうございました。
6月8日のアクション公開から約2か月の間に、日本だけで741名の方にご参加いただきました。
残念ながら、シリアの人権状況は悪化し続けています。
アムネスティ・インターナショナルのシリア調査員は、日々、現地の情報を収集し、証言者の声を集め、一般市民に向けてどのような攻撃や弾圧があったのかを監視しています。
アムネスティは、過去16カ月にあった人権侵害の多くは、政府軍に責任があると考えています。同時に、自由シリア軍など反政府軍による虐待行為の報告も増えており、それらの状況もウォッチし続ける必要があります。
双方が人権侵害に加担し続ける中、私たちは、いかなる勢力への武器移転も禁止するよう呼びかけ続けます。そして、政府軍であれ反政府軍であれ、戦争犯罪や 人道に対する罪を明らかにするために、国連安保理が国際刑事裁判所(ICC)にシリアの事態を付託すること、またシリア政府が、アムネスティをはじめとす る独立した人権NGOの自由な現地調査を認めるよう、求めていきます。
シリアの悲惨な状況を変えるために、引き続き、あなたの力が必要です。これからもよろしくお願いいたします。
【最近のシリアに関するアムネスティ・ニュース】
▽シリア:全面的制圧から、武力紛争へ
http://www.amnesty.or.jp/news/2012/0808_3365.html
▽「シリアの友人」は、抑圧と暴力の連鎖を止めるために影響力を行使せよ
http://www.amnesty.or.jp/news/2012/0712_3257.html
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アムネスティ日本では、現在下記のアクションを行っています。
あなたの力が必要です。一緒に声を上げてください!
▽ビルマ(ミャンマー):
不当に投獄されている、すべての政治囚の釈放を!
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/myanmar_2012.html
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◎このメールでは、シリアのウェブアクションにご参加いただいたみなさまにお送りしています。
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公益社団法人 アムネスティ・インターナショナル日本
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〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-12-14 晴花ビル 7F
TEL:03-3518-6777 FAX:03-3518-6778
E-mail:webtan@amnesty.or.jp
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武装解除 -紛争屋が見た世界 (講談社現代新書) | |
出版社 / 著者からの内容紹介
職業:「紛争屋」
職務内容:多国籍の軍人・警官を部下に従え、軍閥の間に立ち、あらゆる手段を駆使して武器を取り上げる。
紛争解決の究極の処方箋?――DDR
ハンマーがひとつ、ふたつと、古びたAK47オートマティック・ライフルに打ち下ろされる。やっと銃身が曲がり始めたところで、涙を拭い、また打ち下ろ す。ハンマーを握るのは、歳の頃は18くらい。まだ顔にあどけなさが残る。同じ年恰好の少年たちで構成されるゲリラ小隊を率いてきた“隊長(コマン ダー)”だ。(中略)何人の子供たち、婦女子に手をかけ、そして、何人の同朋、家族の死を見てきたのだろうか。長年使い慣れた武器に止めを刺すこの瞬間、 この少年の頭によぎるのはどういう光景であろうか。通称DDR(Disarmament、Demobilization&Reintegration:武 装解除、動員解除、社会再統合)の現場である。――<本書より>
机上の空論はもういらない 現場で考えた紛争屋の平和論!
●魑魅魍魎の日本のNGO業界
●政治家なんて恫喝させておけ
●紛争屋という危ない業界
●後方支援は人道支援ではない
●米国が醸し出す究極のダブル・スタンダード
●テロを封じ込める決定的解決法
●和解という暴力
●紛争解決の究極の処方箋?――DDR
●多国籍軍の体たらく
●戦争利権としての人道援助
●日本の血税で買ったトラックが大砲を牽引する
●改憲論者が護憲論者になるとき
内容(「BOOK」データベースより)
職業:「紛争屋」職務内容:多国籍の軍人・警官を部下に従え、軍閥の間に立ち、あらゆる手段を駆使して武器を取り上げる。机上の空論はもういらない。現場で考えた紛争屋の平和論。
小型犬65匹の里親探し 松山市など12日まで
小型犬65匹の里親探し 松山市など12日まで
松山市のブリーダーが1日までに、純血種の小型犬65匹の引き取りを市に要請し、県動物愛護センター(同市東川町)で一時保護されている。通常数日で殺処分されるが、市は県や動物愛護団体と協力し、12日までの期限を設けて「里親」を探している。
一時保護されているのはチワワやポメラニアン、シーズーなどの小型犬で、多くが5~10歳の成犬。NPO法人えひめイヌ・ネコの会(同市)の高岸ちはり代表(60)によると、経済的に困窮したブリーダーが7月下旬、餌が買えないなどの理由で市に引き取りを求めたという。
高岸代表はこれまで3度、ブリーダーからイヌを引き取った経験があるが、いずれもふん尿の処理などが不十分な環境で飼育されていたという。高岸
代表は「目先の欲で繁殖させる人がいるが、百パーセント売れるわけではない。生き物はご飯も必要だし、病気にもなる。不幸に育ったイヌで、今後は幸せな家
庭で生きてほしい」と協力を呼び掛けている。
動物を売り物にして良いとする国は犯罪が減ることがない。
週刊新潮の度を超えた「ロンドン五輪特集」【文春vs新潮 vol.52】
[文春・新潮] アラ探しする週刊誌の「ロンドン五輪特集」
ロンドン五輪が開幕してから、メディアは各種目の日本代表選手に注目した番組を放映し、記事を掲載している。基本的には、選手らを応援する内容のものが多く、メダルを獲得した選手がテレビ各局で順番に出演するのがもはや日常的となっている。
選手らを応援したり褒めたりするのは結構だが、同じ選手の顔ばかりを何度も見て、似たような質問と答えを聞かされると、いい加減にうんざりする こともある。応援しすぎたりほめすぎることによって、逆に選手らのプレッシャーになるのではないか、などと余計な心配をしてしまったりもする。
他方、週刊誌は、五輪が開催されると代表選手らのアラ探しをするのが恒例となっている。週刊文春は「歓喜と落胆の間一髪」、週刊新潮は「メダルに隠されたドラマ」という特集をそれぞれ組み、注目の代表選手について記事で取り上げている。
両誌とも、特集の大部分は選手らのスキャンダルや暇ネタに割かれているのだが、新潮のアラ探しは度を超えており、読んでいて気分が悪くなってきた。よくもこれだけのネガティブなネタを探してきたなあ、という感じである。
応援や賞賛ばかりという状況にも違和感を抱くが、悪口ばかりを書き連ねるのもどうかと思う。誰だって、叩けばホコリのひとつやふたつは出てくるのだから。
[新潮] 『週刊鳥頭ニュース』のお題は「いじめ」
同じお題について、西原理恵子氏は漫画で、佐藤優氏はコラムで、それぞれ解説する『週刊鳥頭ニュース』。この手の仕事に関して、佐藤氏はお手の 物だろうけど、西原氏にニュースを解説させるというのは、ちと厳しい。結果として、西原氏はお題によっては、とんちんかんな解説(苦しまぎれの解説?)を することも多い。それが面白いといえば、面白いのだが。
しかし、ときどきキラリと光る内容の漫画で、ニュースを解説することがある。お題が「子ども」や「家族」「戦争」「社会的弱者」などの場合に光 るのである。今週のお題は「いじめ」。亡くなった元夫の鴨志田穣氏は、主に東南アジアで活躍した戦場カメラマンなのだが、西原氏は元夫の目線から「いじ め」を描いている。
鴨志田氏は言う。「少年兵が一番人を殺すんだよ」。「少しの訓練と少しの食べ物で、簡単に人を殺す」。なぜ子どもの兵士はそうなってしまうの か。「大切なもの」が何か、子どもには分からないからだ。そんな経験から、鴨志田氏は自分の子どもに「がんじ」という名前をつけた。非暴力主義者・ガン ジーがその名の由縁である。
逆に言えば、「大切なもの」が何なのかをしっかりと教え続け、いざという時には逃げ道を作ってあげることくらいしか、大人が子どもにできること はないということだ。「いじめ」はなくならないし、暴力もなくならない。だが、子どもにだって他者の気持ちを想像する癖をつけることは可能だし、極限状態 になったら逃避という手段があるという知恵をつけることも可能なのだ。
ちなみに、筆者は鴨志田氏と同年齢であり、ふたりとも同じ時代に長期で東南アジアに滞在した経験を持つ。そして、彼とは何度か麻雀の卓を囲んだ ことのある雀友でもあった。大酒飲みであることは玉にきずであったが、あのゆるやかな微笑みをもう見ることができないと思うと、さびしさがこみ上げてく る。
[その他] 「duckeasy」とは何か?
「duckeasy」とは、フォアグラをこっそり食べさせる店のことを言う。文春の連載『町山智浩の言霊USA』で、カリフォルニア州のレスト ランでは7月からフォアグラを提供することが禁じられたことについて触れている。にもかかわらず、フォアグラを出す店があるのは、日本でレバ刺しが禁じら れても出す店があるのと同じだ、と町山氏は言う。
動物愛護の境界線をどこに引くのか。とても難しい問題である。答えがない問題といってもよい。どの生き物は殺したり虐待してもよくて、どの生き 物は殺したり虐待してはいけない。そんなことは、根源的には誰にも決められない。しかし、人間が生きるためには食物が必要で、ある種の動物に関しては殺し て食わざるをえないという現実がある。
何よりも大切なことは、目前の肉が「動物を殺した上で提供されている」ということを、食べる側の人間が自覚し、一瞬でもいいので、殺した動物に 感謝の念を抱くことなのかもしれない。過剰な動物愛護に対して筆者は批判的だが、「生き物を殺して食う」という自覚のないまま肉を食するような状況も、 けっして見過ごすことはできない。
さて、今週の軍配は。両誌には目立った記事がなかったので、引き分け。
【これまでの取り組み結果】
文春:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
新潮:☆☆☆☆☆☆☆☆☆
(谷川茂)(情報提供:夕刊ガジェット通信)
日本の記者と言うのはどうしてこれほど無知なのか。
動物を食わざるをえないといまだに間違った考えに固執している。
愚かだ。
ロンドン五輪が開幕してから、メディアは各種目の日本代表選手に注目した番組を放映し、記事を掲載している。基本的には、選手らを応援する内容のものが多く、メダルを獲得した選手がテレビ各局で順番に出演するのがもはや日常的となっている。
選手らを応援したり褒めたりするのは結構だが、同じ選手の顔ばかりを何度も見て、似たような質問と答えを聞かされると、いい加減にうんざりする こともある。応援しすぎたりほめすぎることによって、逆に選手らのプレッシャーになるのではないか、などと余計な心配をしてしまったりもする。
他方、週刊誌は、五輪が開催されると代表選手らのアラ探しをするのが恒例となっている。週刊文春は「歓喜と落胆の間一髪」、週刊新潮は「メダルに隠されたドラマ」という特集をそれぞれ組み、注目の代表選手について記事で取り上げている。
両誌とも、特集の大部分は選手らのスキャンダルや暇ネタに割かれているのだが、新潮のアラ探しは度を超えており、読んでいて気分が悪くなってきた。よくもこれだけのネガティブなネタを探してきたなあ、という感じである。
応援や賞賛ばかりという状況にも違和感を抱くが、悪口ばかりを書き連ねるのもどうかと思う。誰だって、叩けばホコリのひとつやふたつは出てくるのだから。
[新潮] 『週刊鳥頭ニュース』のお題は「いじめ」
同じお題について、西原理恵子氏は漫画で、佐藤優氏はコラムで、それぞれ解説する『週刊鳥頭ニュース』。この手の仕事に関して、佐藤氏はお手の 物だろうけど、西原氏にニュースを解説させるというのは、ちと厳しい。結果として、西原氏はお題によっては、とんちんかんな解説(苦しまぎれの解説?)を することも多い。それが面白いといえば、面白いのだが。
しかし、ときどきキラリと光る内容の漫画で、ニュースを解説することがある。お題が「子ども」や「家族」「戦争」「社会的弱者」などの場合に光 るのである。今週のお題は「いじめ」。亡くなった元夫の鴨志田穣氏は、主に東南アジアで活躍した戦場カメラマンなのだが、西原氏は元夫の目線から「いじ め」を描いている。
鴨志田氏は言う。「少年兵が一番人を殺すんだよ」。「少しの訓練と少しの食べ物で、簡単に人を殺す」。なぜ子どもの兵士はそうなってしまうの か。「大切なもの」が何か、子どもには分からないからだ。そんな経験から、鴨志田氏は自分の子どもに「がんじ」という名前をつけた。非暴力主義者・ガン ジーがその名の由縁である。
逆に言えば、「大切なもの」が何なのかをしっかりと教え続け、いざという時には逃げ道を作ってあげることくらいしか、大人が子どもにできること はないということだ。「いじめ」はなくならないし、暴力もなくならない。だが、子どもにだって他者の気持ちを想像する癖をつけることは可能だし、極限状態 になったら逃避という手段があるという知恵をつけることも可能なのだ。
ちなみに、筆者は鴨志田氏と同年齢であり、ふたりとも同じ時代に長期で東南アジアに滞在した経験を持つ。そして、彼とは何度か麻雀の卓を囲んだ ことのある雀友でもあった。大酒飲みであることは玉にきずであったが、あのゆるやかな微笑みをもう見ることができないと思うと、さびしさがこみ上げてく る。
[その他] 「duckeasy」とは何か?
「duckeasy」とは、フォアグラをこっそり食べさせる店のことを言う。文春の連載『町山智浩の言霊USA』で、カリフォルニア州のレスト ランでは7月からフォアグラを提供することが禁じられたことについて触れている。にもかかわらず、フォアグラを出す店があるのは、日本でレバ刺しが禁じら れても出す店があるのと同じだ、と町山氏は言う。
動物愛護の境界線をどこに引くのか。とても難しい問題である。答えがない問題といってもよい。どの生き物は殺したり虐待してもよくて、どの生き 物は殺したり虐待してはいけない。そんなことは、根源的には誰にも決められない。しかし、人間が生きるためには食物が必要で、ある種の動物に関しては殺し て食わざるをえないという現実がある。
何よりも大切なことは、目前の肉が「動物を殺した上で提供されている」ということを、食べる側の人間が自覚し、一瞬でもいいので、殺した動物に 感謝の念を抱くことなのかもしれない。過剰な動物愛護に対して筆者は批判的だが、「生き物を殺して食う」という自覚のないまま肉を食するような状況も、 けっして見過ごすことはできない。
さて、今週の軍配は。両誌には目立った記事がなかったので、引き分け。
【これまでの取り組み結果】
文春:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
新潮:☆☆☆☆☆☆☆☆☆
(谷川茂)(情報提供:夕刊ガジェット通信)
日本の記者と言うのはどうしてこれほど無知なのか。
動物を食わざるをえないといまだに間違った考えに固執している。
愚かだ。
社説:危険動物 飼育の意味自体再考を
社説:危険動物 飼育の意味自体再考を
クマやトラなど危険動物の飼育基準について、環境省が見直す方針を決めた。鹿
角市の秋田八幡平クマ牧場で4月、女性従業員2人がヒグマに襲われ死亡した事故を受けての決定である。観光展示向けに飼育されていたヒグマ6頭が、運動場
の雪山を登って逃げ出し人間を襲ったという事故の衝撃が、それだけ大きかったということだ。
これら危険動物は動物愛護法で「特定動物」と規定され、その種類は約650種。いずれも、人に危害を及ぼす恐れがある動物である。単なる趣味や営利のた
め、こうした危険動物の飼育が許可されてよいものなのか。飼育基準見直しに当たっては、危険動物が寿命を全うするまで愛情を注ぎ、最期まで安全に飼い続け
るという飼育者の覚悟も当然、問われよう。
今月3日には同じ鹿角市で、特定動物のヒクイドリ1羽が逃げ出す騒動があったばかりだ。捕獲された場所は住宅街で、近くには保育園があった。鋭い爪を
持った足で人を蹴ったりするなどの危険性が知られており、けが人が出ることもあり得た。身近なところで危険動物が飼育されている事実が、再び浮き彫りに
なったのである。
八幡平クマ牧場の事故は、元経営者と元従業員に対する罰金の略式命令で事件としての幕を引いた。調べの中では、トラクターショベルで除雪した雪を30〜
40回にわたり運動場に捨てていたことが判明。その際、クマは運動場に放されたままであり、排雪でできた雪山を登ってクマが逃げたのは当然の帰結だった。
まさに起こるべくして起きた事故と言わざるを得ない。
人間の不注意で、飼っている動物が逃げ出すことはある。それが小鳥程度であれば人に危害を及ぼすということは、ほとんどないだろう。しかし、特定動物が
逃げたとなれば、小鳥の場合と同じというわけにはいかない。八幡平クマ牧場の事故のように、人間の命を奪いかねないからである。特定動物の飼育にはそうし
た危険が付きまとうことを、あらためて指摘しておかなければならない。
人間と動物の関わりは古い。異国の動物を展示して見せるという行為は、古くは時の王権の象徴であり、市民への娯楽の提供でもあったといわれる。これに対
し、現代の動物園には教育、レクリエーション、自然保護、研究の四つの役割があるとされ、さらに、種の保存と環境教育が言われるようになった。野生動物を
その本来の環境から切り離して飼育するという行為には、それだけ重い責任が付随するということだろう。
特定動物の飼育基準見直しに際しては、飼育施設の安全基準にとどまらず、飼育者の専門知識や経済基盤、さらには特定動物を飼育することの意味そのものにまで踏み込んだ議論がなされなければならない。八幡平クマ牧場のような悲劇を、二度と起こしてはならない。
(2012/08/07 付)
どの動物でも趣味や商売のために飼うべきではない。
親子見学会で動物への理解を 県指導センター 21日から初開催
親子見学会で動物への理解を 県指導センター 21日から初開催
犬猫の収容や殺処分を行っている県動物指導センター(笠間市)の親子見学会が二十一~二十三日に初めて開かれる。県の犬の殺処分数は全国ワーストが続いており、動物への理解を深めてもらおうと県動物愛護推進員らが企画した。
全国で動物行政アンケートを行っているNPO法人「地球生物会議ALIVE」などによると、二〇一〇年度の県の殺処分数は犬三千五百八十九匹、猫二千九百七十六匹。犬については六年連続で全国ワースト。昨年度も犬三千二百五十二匹、猫二千七百七十五匹が処分された。
当日は収容施設の見学のほか、獣医師やかみね動物園(日立市)の飼育員から動物との接し方などの話がある。午後一時~三時半で参加無料。対象は小学四~六年の児童と親。一日十五組程度で先着順。締め切りは十日。
申し込みはセンター愛護推進課=電0296(72)1200、ファクス0296(72)2271=へ。 (近藤統義)
ネットで自発的に教える親が増えなければ。
「平成24年度動物愛護週間ポスター」デザイン絵画コンクール 結果発表 [2012.8.6]
◆「平成24年度動物愛護週間ポスター」デザイン絵画コンクール 結果発表 [2012.8.6]
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環境省、およびに動物愛護週間中央行事実行委員会は2日、「平成24年度動物愛護週間ポスター」デザイン絵画コンクールの結果を発表した。
このコンクールは、動物愛護管理法で定められている「動物愛護週間」(9月20日~26日)の普及と、国民の動物愛護管理に関する意識の高揚を目的として、毎年恒例で行われている。 「見つめ直して、人と動物の絆」をテーマに行われた今回のコンクールには420作品の応募があり、そのなかから宮崎県在住の橋口玲美さんの作品がグランプリにあたる「環境大臣賞」に選ばれた。 受賞にあたり寄せられたコメントによると、橋口さんは保健所や密輸の様子をパソコンで見てショックを受けたそうで、「私の描いたポスターを見て、生き物を大切にしてほしいという気持ちが伝わればいいなと思い描きました」と語っている。 橋口さんの作品は、今年の動物愛護週間ポスターとして使用されるほか、9月29日に行われる動物愛護週間中央行事で表彰される。 そのほか、優秀賞を受賞した5作品も発表となっている。 |
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[関連URL] ・環境省 関連報道発表資料 |
5日にキッズインストラクター講座 小諸の県動物愛護センター
5日にキッズインストラクター講座 小諸の県動物愛護センター
2012.8.3 19:19
長野県動物愛護センターは5日午前10時から小諸市菱平にある同センターで「キッズインストラクター養成講座」を開く。
「ワン ちゃんのしつけに挑戦」と題した講座では、小学5年生から中学生までを対象に家族を代表して愛犬におすわりやふせといった命令に従わせる方法を学ぶなど、 一連のプログラムに従って基本的なしつけに挑戦する。受講者には愛犬と一緒にしつけ方を学ぶことで、ペットと家族との正しい関係のあり方などについても学 んでもらう。
募集するのは対象学齢の児童・生徒とのその家族6組。当日は昼食やイヌのおもちゃ、水飲み容器などを持参する。参加するイヌにはリードが必要だ。申し込み・問い合わせは同センター(電)0267・24・5071。
動物は人間の言いなりでいる必要はないと覚えておこう。
「ワン ちゃんのしつけに挑戦」と題した講座では、小学5年生から中学生までを対象に家族を代表して愛犬におすわりやふせといった命令に従わせる方法を学ぶなど、 一連のプログラムに従って基本的なしつけに挑戦する。受講者には愛犬と一緒にしつけ方を学ぶことで、ペットと家族との正しい関係のあり方などについても学 んでもらう。
募集するのは対象学齢の児童・生徒とのその家族6組。当日は昼食やイヌのおもちゃ、水飲み容器などを持参する。参加するイヌにはリードが必要だ。申し込み・問い合わせは同センター(電)0267・24・5071。
動物は人間の言いなりでいる必要はないと覚えておこう。
「動物感謝デーin JAPAN “World Veterinary Day"」を開催 -日本獣医師会
「動物感謝デーin JAPAN “World Veterinary Day"」を開催 -日本獣医師会
公益社団法人・日本獣医師会は10月6日、駒沢オリンピック公園中央広場にて「2012動物感謝デー in JAPAN “World Veterinary Day"」を開催する。テーマは、「動物と人の健康は一つ。そして、それは地球の願い。」
同イベントは、獣医師の仕事や役割について広く一般に認知してもらうことで人と動物の共生、動物愛護思想の普及・啓発に寄与することを目的としたも ので、今年で6回目を迎える。昨年は、ファミリー層を中心に27,000人もの人々が来場し、人と動物のふれあいを実際に体験した。今年のテーマは、「動物と人の健康は一つ。そして、それは地球の願い。」。獣医師は、動物の診療だけでなく、食の安全、感染症対策、環境保全など幅 広い分野に貢献して、動物の命と健康を守ることにより、国民の生活を支える役割を担う。人と動物が健康に暮らすために獣医師がどのような活動をしているの かをステージイベントやブース展示でわかりやすく楽しく紹介する。
会場では、加藤夏希さんを特別ゲストに招いてのトークショーをはじめ、「ペネロペコンサート~ペネロペとうたおう~」「一日獣医師体験コーナー」 「動物ふれあいコーナー」「ペットファッションショー」「はたらく動物たち(災害救助犬や警察犬など)」のデモンストレーションなどのコンテンツを予定し ている。
■「2012動物感謝デー in JAPAN “World Veterinary Day"」概要
・日時:2012年10月6日(土)10:00~17:00 ※雨天決行
・テーマ:「動物と人の健康は一つ。そして、それは地球の願い。」
・場所:東京都立駒沢オリンピック公園 中央広場(東京都世田谷区駒沢公園1-1)
・入場料:無料、ペット同伴可
・開催内容:
「加藤夏希トークショー」
「ペネロペコンサート~ペネロペとうたおう~」
「動物ふれあいコーナー」
「はたらく動物たちのデモンストレーション」
「一日獣医師体験コーナー」
「ペットファッションショー」
「ドッグダンスショー」
「獣医師による家庭動物の飼育相談」など
ペットだけが動物ではないと言うことを教えないのが日本の獣医師だと噂されている。
犬猫殺処分:施設、初の見学会 命の重み、伝えたい 21〜23日、笠間で親子対象に /茨城
犬猫殺処分:施設、初の見学会 命の重み、伝えたい 21〜23日、笠間で親子対象に /茨城
毎日新聞 2012年08月08日 地方版
犬猫の収容や殺処分などを行う県動物指導センター(笠間市)が命の重みを伝えようと21〜23日、小学
4〜6年生とその親を対象に、初めての見学会を開く。これまで子どもたちに殺処分前の犬猫を見せることは「刺激が強すぎる」と消極的だったが、命の大切さ
を伝えようと、一般開放に踏み切ったという。
迷子や飼い主の引っ越しなど、犬猫がセンターに収容される理由はさまざまで、収容翌日に殺処分されるこ ともある。愛護推進課の理崎清士課長は「表に出ると批判を受けることも多い施設。職員は『犬殺し』と言われることもある」と明かす。それでも公開に踏み 切ったのは、全国ワーストワンが続く犬の殺処分数を減らすために「県民の意識を変えなければ」との思いからだという。11年度の県内の犬の殺処分数は 3334匹。
収容棟では、本能的に殺されることを悟ってか、寂しそうな犬猫も多いという。企画した動物愛護推進員の 飯塚みどりさんは「犬猫をここに入れないためには、どうすればいいのか、考えてもらいたい」と訴える。各日午後1時から。1日15組程度。締め切りは10 日。問い合わせは電話0296・72・1200(同センター)。【山内真弓】
命の大切さを伝えることに残酷さは避けて通れない。
迷子や飼い主の引っ越しなど、犬猫がセンターに収容される理由はさまざまで、収容翌日に殺処分されるこ ともある。愛護推進課の理崎清士課長は「表に出ると批判を受けることも多い施設。職員は『犬殺し』と言われることもある」と明かす。それでも公開に踏み 切ったのは、全国ワーストワンが続く犬の殺処分数を減らすために「県民の意識を変えなければ」との思いからだという。11年度の県内の犬の殺処分数は 3334匹。
収容棟では、本能的に殺されることを悟ってか、寂しそうな犬猫も多いという。企画した動物愛護推進員の 飯塚みどりさんは「犬猫をここに入れないためには、どうすればいいのか、考えてもらいたい」と訴える。各日午後1時から。1日15組程度。締め切りは10 日。問い合わせは電話0296・72・1200(同センター)。【山内真弓】
命の大切さを伝えることに残酷さは避けて通れない。
吉野の犬遺棄:再び不起訴処分−−葛城区検 /奈良
吉野の犬遺棄:再び不起訴処分−−葛城区検 /奈良
毎日新聞 2012年08月07日 地方版
動物愛護法違反容疑で書類送検されていた奈良市の元ブリーダーの女性(37)と女性の実弟(34)について、今年3月、葛城検察審査会が不起訴不当と議決したことを受け、再捜査していた葛城区検は6日、2人を再び不起訴(容疑不十分)処分とした。
2人は10年8月、吉野町の山中に小型犬が遺棄されているのが見つかった事件を巡り、昨年9月、動物愛 護法違反罪で不起訴となった。一方、繁殖させていた小型犬に対する狂犬病予防注射を怠ったとして、この女性と女性の元夫は狂犬病予防法違反罪で略式起訴さ れ、葛城簡裁から罰金10万円の略式命令が出て、即日納付している。
今回、改めて不起訴としたことについて、奈良地検の小原浩司・次席検事は「再捜査したが、故意に犬を遺棄したとの立証は困難と判断した」と説明した。【村本聡】
日本の司法にもはや正義はない。
PETA 動物代替法の実例:動物実験が、いかに現代医学・医療の進歩を遅らせ、難病に苦しむ人達を蔑ろにしているか
日本のマスコミは誰も知らない。学生ももちろん知らない。教えられていない事は知らない。
Mac + Veg - Blog
PETA 動物代替法の実例:動物実験が、いかに現代医学・医療の進歩を遅らせ、難病に苦しむ人達を蔑ろにしているか(和訳)
http://macveg.blog68.fc2.com/blog-entry-452.html#more
「動物実験が人にとって、いかに有益であるかないかについては関心がない。むしろ自ら志願して傷付ける事を望んでいない動物に痛みや苦しみや恐怖を強要する事が、我々全知的生命体にとって最大の損失である様に思われる。」 マーク・トウェイン
現代医学・医療における、動物実験最大の功績は、動物が人の代わりにはならないと言う成果を上げられた事です。
なぜなら、人と動物では、生態構造が根本的に異なっており、動物実験から得られる結果の信頼性が低いからです。
動物実験は、人の生活や社会の為に行われている事ではありません。
動物実験は、動物用の病原体を作って、動物に病気を患わせ、動物の治療法を模索すると言う、すなわち、人の為ではなく、動物の為に行われている実験なのです。
一番危険なのは、動物で有効性を確認出来たからと言って、多分人でも大丈夫だろうと言う曖昧な判断です。
動物実験は、動物に苦しみ、悲しみ、恐怖を与えているだけでなく、現代医学・医療の進歩を妨げ、難病に苦しむ人達の一生も蔑ろにしています。
時代の最先端を行く研究者達は、既に、この結論に達しており、病気の解明・治療薬の試験手段として代替法に移行する事が動物の犠牲を減らすだけでなく、人にとっても有益であると言う事を熟知しています。
その最大の理由は、動物の為の動物実験を行うより、人に適用する為の準備を整える方が信頼性高く、短時間で、コストが少なくて済むからです。
具体的に言うと、動物実験を行って、結果を待ってから、そのまま人に当てははめる事は、困難かつ不可能であると言う事です。
これ位の動物が死んだから、人の致死量は、大体これ位だろうと判断する事は出来ません。
PETA: Alternatives to Animal Testing
http://www.peta.org/issues/animal-alternatives
より効率的で、安価で、人道的な動物実験代替法には、統計・ボランティア・患者の調査・検査・診断に加えて in vitro ゲノム分析、コンピュータ・モデルなどがあります。
これらの様々な要因により、動物代替法の必要性が世界中で注目されています。
それでは幾つかの具体的な事例を御紹介します。
製薬・化学薬品・化粧品など、生活用品の毒性試験 では、動物の胃や肺や目や皮膚に有害物質を吸収させる必要はなく in vitro(試験管などで培養した人工細胞)を作った代替法が利用出来ます。
人工臓器を巧妙に再現した 3D in vitro 三次元細胞培養システムでは、化学薬品が、どの様に流れ落ち、どの様に広がり、どのような影響を及ぼすのかを、より自然で直感的で分かり易い形で検証出来る代替法です。
in vitro 3D 三次元人工皮膚細胞 は、火傷の動物実験や化粧品の毒性試験から、放射線被爆や生物兵器実験にまで、人の皮膚への影響を直接確認する事の出来る代替法です。
MIMIC (Modular IMmune In vitro Construct) 人工免疫機能構成システム は、その名の通り、人体の免疫システムに、どの様な機能が働くかを調査する為の代替法です。
病気の研究、原因、闘病の為の抗体 は、これまでガン細胞をネズミに注入する事で開発されていましたが、現在では、患者から摘出された細胞の一部や人工的に作られた細胞から DNA を解析する事によって開発する事が可能になっています。
動物実験も人体実験も行わない統計調査 が HIV/ AIDS の原因を解明し、予防法を実証している一方で、動物に体重減少、臓器不全、呼吸困難、神経障害などを引き起こす実験を行っていた研究者は、死んでしまった動物を治す方法を編み出しましたが、人に対しての効果はと言うと 臨床試験では、全く効果がありません でした。
「人の為のワクチンを開発の為に動物の為のワクチンを開発する事に何の意味があると言うのか。治療薬の試験で頼れるのは人以外に存在しない。あなた方は、 この 5 年の間に、動物の病気を治す事に奮闘なされ、それを実証された。それから、人で動物実験が人の役に立っていると言う事を証明しようとした。その結果は、ど うだろう。何の成果も上げられていないではないですか。今頃になって人が動物と完全に異なる反応を示す事を思い知らされたと言うのか、君らは一体何の為に 5 年もの時間を費やして来たんだ、人と 96% DNA の一致するチンパンジーを苦しめながら、あと、どれだけ人と動物の命を奪えば気が済むんだい?」
The British Medical Journal
細胞組織培養法 in vitro は、ガンの治療薬や抗エイズ薬の研究に使用する事も出来ますし、ワクチン、抗生物質、治療薬の開発にも使用する事が出来ます。
また、アルツハイマー病、筋ジストロフィー症、統合失調症などに関連した、原因・遺伝子・タンパク質を分離する事にも成功しています。
健全なヒト組織とガン組織を相互に調査する人の為のガン研究は、ネズミの為にネズミの為のガン研究を行う事よりも有効である事が確認され 未だに不治の病とされるガンも動物実験を使用しない事で完治出来る見込み が出て来ています。
人の脳神経医学 では、ネズミ、ネコ、サルなどの動物の頭が切り開かれる事になりますが、人ではない動物の脳を眺めて一体何を拝みたいと言うのでしょうか
MRI fMRI EEG PET CT の様な脳画像・脳波の記録を行える最先端技術を利用すれば、神経細胞単位レベルまで肉眼で確認する事が出来るだけでなく、被験者の脳が勝手に持って行かれ る心配もなく、解剖だけでは確認する事が出来ない貴重な情報を手にする事も出来ます。
マイクロ・ドーシング(超微量薬物動態分析)は、可能な限り少ない回数・量による薬物投与によって、臨床試験におけるボランティアの人達への負担を必要最小限に抑えながら、人体への影響・安全性を最先端機器を使用して最大限に解析する、人にとっても動物にとっても倫理的な試みです。
また人を使った臨床試験が必ず必要となるのは、動物実験で得られた信頼性が乏しい為、再検証されると言う事を忘れてはなりません。
iPad in medical profession: OsiriX Mobile@ Kobe Univ. Japan (English World News)
http://youtu.be/LMQih4Iffpg
アメリカの医科大学の 95% は、最先端のコンピュータ、シミュレータ、仮想現実システムを使った教育、または、経験豊富な医師の指導の助手として、動物を使用しない医学指導を行っています。
残念ながら 神戸大学 では動物実験が行われています。
文字だけでなく写真やビデオを使って素人にも分かる様キチンと弁明して頂きたいです。
日本の動物実験隠蔽処置、法規制、一般市民が動物実験に触れる権利、情報公開を求める必要性については、こちらの記事 を御覧下さい。
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