2012年8月8日水曜日

犬猫殺処分:施設、初の見学会 命の重み、伝えたい 21〜23日、笠間で親子対象に /茨城

犬猫殺処分:施設、初の見学会 命の重み、伝えたい 21〜23日、笠間で親子対象に /茨城

毎日新聞 2012年08月08日 地方版
 犬猫の収容や殺処分などを行う県動物指導センター(笠間市)が命の重みを伝えようと21〜23日、小学 4〜6年生とその親を対象に、初めての見学会を開く。これまで子どもたちに殺処分前の犬猫を見せることは「刺激が強すぎる」と消極的だったが、命の大切さ を伝えようと、一般開放に踏み切ったという。
 迷子や飼い主の引っ越しなど、犬猫がセンターに収容される理由はさまざまで、収容翌日に殺処分されるこ ともある。愛護推進課の理崎清士課長は「表に出ると批判を受けることも多い施設。職員は『犬殺し』と言われることもある」と明かす。それでも公開に踏み 切ったのは、全国ワーストワンが続く犬の殺処分数を減らすために「県民の意識を変えなければ」との思いからだという。11年度の県内の犬の殺処分数は 3334匹。
 収容棟では、本能的に殺されることを悟ってか、寂しそうな犬猫も多いという。企画した動物愛護推進員の 飯塚みどりさんは「犬猫をここに入れないためには、どうすればいいのか、考えてもらいたい」と訴える。各日午後1時から。1日15組程度。締め切りは10 日。問い合わせは電話0296・72・1200(同センター)。【山内真弓】





命の大切さを伝えることに残酷さは避けて通れない。

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