ES細胞で心筋梗塞治療=不整脈も抑制、動物実験で効果―信州大
体のあらゆる細胞に変わることができるヒトの胚性幹細胞(ES細胞)をモルモットの心臓に移植し、治療効果を確認したと、信州大の柴祐司助教らの研究グ
ループが6日発表した。心筋梗塞の新たな治療法につながる成果で、不整脈を抑制できることも初めて確認した。論文は英科学誌ネイチャー電子版に同日掲載さ
れた。
研究グループはヒトES細胞から、自然に拍動を繰り返す心筋細胞を約2週間かけて培養。心筋梗塞で血液が行き届かず、壊死(えし)したモルモットの心筋細胞に注射したところ、一部の細胞が再生し、心臓の収縮機能が回復した。
心筋梗塞患者の最大の死因は不整脈とされる。研究グループは、心筋梗塞を発症したモルモットの心臓を電流で刺激して不整脈を起こす実験を実施。未治療の場合、不整脈を起こす割合は50%に上ったが、心筋細胞を移植すると6.7%に激減した。
[時事通信社]
研究グループはヒトES細胞から、自然に拍動を繰り返す心筋細胞を約2週間かけて培養。心筋梗塞で血液が行き届かず、壊死(えし)したモルモットの心筋細胞に注射したところ、一部の細胞が再生し、心臓の収縮機能が回復した。
心筋梗塞患者の最大の死因は不整脈とされる。研究グループは、心筋梗塞を発症したモルモットの心臓を電流で刺激して不整脈を起こす実験を実施。未治療の場合、不整脈を起こす割合は50%に上ったが、心筋細胞を移植すると6.7%に激減した。
[時事通信社]
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