虐待の様子を撮影か 尼崎連続変死事件
兵庫県尼崎市の連続変死事件で、尼崎市の住宅床下から見つかった仲島茉莉子さん(発見時29)を暴行した際に撮影したとみられる写真が、自殺した角田(すみだ)美代子元被告(64)のマンションから押収されていたことが18日、関係者への取材で分かった。
顔を大きく腫らしたり、裸で立たされたりした仲島さんの様子が写っていた。
兵庫・香川県警合同捜査本部は、激しい暴行を裏付ける証拠とみて、関与したとみられる美代子元被告の親族らの殺人容疑での立件を視野に捜査を進めている。
捜査関係者などによると、仲島さんは美代子元被告らと集団生活をしていた2008年夏、夫の仲島康司被告(43=殺人罪などで起訴)と沖縄に逃亡。
すぐに連れ戻され、尼崎市のマンションのバルコニーに設けられた物置小屋に1カ月以上監禁され、死亡したとされる。
美代子元被告は、仲島さんを裸で立たせる罰を与えたり、康司被告らに命令して暴行したりしていたといい、小屋に設置した監視カメラで衰弱する様子も把握していたという。
神戸地検は昨年12月、岡山県の海で見つかった橋本次郎さん(発見時53)の殺人罪などで康司被告ら6人を起訴。
美代子元被告は留置場で自殺したため、不起訴とした。(共同)
[2013年1月18日11時56分]
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